ザ☆ウル
エレク・ロト・巨大化できる5人のウルトラ戦士とウルトラの星・U40の宇宙艦隊は、バデル族の宇宙艦隊や機械惑星バデルスターに挑む。 バデル族はバデルスターの重力波をぶつけてU40を破壊せんとし、操ることは不可能なはずの暗黒星雲の伝説の超巨大怪獣バ…
ウルトラの星・U40。そこは古代ギリシャのような世界。大賢者・エレク・ロト・アミアらU40人は地球人と変わらぬ姿だ。 ヒカリは自分と合体したウルトラマンが、この星の最強戦士ジョーニアスだと知る。しかしジョーはまだ回復していなかった。 そこにU40…
『ザ☆ウル』を『ザ☆ウル』たらしめる代表作。本話を契機に怒涛の新展開。 冒頭、ヒカリ隊員にウルトラマンは故郷の方角を示す。 日本・アフリカ・アメリカを舞台に、精神寄生体が宿主を変えながら3大爬虫怪獣が登場! 尋常ではないことを悟ったウルトラマン…
地球防衛軍の喫茶室で働くユリ子の故郷の島。 隊員になれなかった彼女は、隊員として活躍しているとの嘘を父に告げてきた。 それがバレることを危惧する彼女に同情した隊員たちは、隊長には内緒でユリ子をムツミ隊員の代わりに連れていく。それが原因で彼女…
異常な進路の台風の正体はバッタの大群! 昆虫怪獣バダンも出現! 5話に登場したニシキ教授も再登場。 二人の乗った戦闘機ベータミーは台風に巻き込まれる。その中には…… トベの連絡を受けたアキヤマ隊長らは大型戦闘機スーパーマードックを発進させ、あれ…
(ファミリー劇場『ザ★ウルトラマン』放映「全話評」連動連載!) 『ザ☆ウルトラマン』#15「君がウルトラマンだ」 〜超人に選ばれし者の条件。ウルトラ史に残すべき超名作! 拙ブログ・トップページ(最新10記事) 拙ブログ・全記事見出し一覧 『ザ☆ウルト…
ヒーロー活躍中は変身前の隊員がいない。そこを同僚に責められる。タブーに踏み込んだ衝撃作! なぜ超人は彼を依り代としたのか? 彼の高潔な人格がポイントだ。 「肝心なときにいつもいないヒカリなどいなくても困らない」。 ヒカリ隊員は苦しんでいた。い…
星そのものが怪獣!? 急降下のテーマ初使用! ウルトラマンも身長上限120mに巨大化してドリル突進で星を貫通する! ドドンゴのようなゲロン! ラドンのようなガドン! 世界中で怪獣が暴れ出し、火山爆発や地震が起き動物たちが騒ぎ出した。 やがてそれは地球…
怪獣ブームにわく竜神湖で石化した魚が。湖には人を石に変える竜神伝説があった。 竜神を鎮める竜神祭の祭司の家に生まれた、地球防衛軍・極東ゾーン所員でマルメ隊員の友人である木下は、マルメとヒカリ隊員に同行を頼み故郷へ戻る。 その直後、今度は人が…
圧巻は怪獣サンの最期。兄怪獣をウルトラマンに殺されたサンは怒りで恐ろしい形相に! BGM「怪獣レクイエム」が流れるなかウルトラマンに挑むが、衰弱していただけに戦うこともなく息を引き取る悲劇が泣かせる。 ピグとともにサンの死を悼むことのできる…
重機+液体怪獣の機械怪獣とヒマラヤを舞台に対決! 5年前、怪獣出現を予測して新兵器を開発した大河原は、メカデザイナー・大河原邦夫の名前の引用。声優は内海賢二。 マルメ隊員は相変わらずの非常識ぶりで、防衛軍の装備であるはずのロボット・ピグを勝…
超能力手品師と合体した怪獣に、ウルトラマンがミクロ化能力を披露! マジシャンの代わりに移動して来た怪獣。それは暴れた形跡さえなく……という変事の提示が興味をひく。ウルトラマンがミクロ化してザロームの体内へ入っていったり、ザロームの体を一度分解…
タマラ島の遺跡調査をしている南田教授から、ムツミに科学警備隊のスーパーコンピューターを使って石板を解析してほしいとの依頼が来た。石板の絵を見た科学警備隊の紅一点・ムツミ隊員は怪獣だと判断する。 遺跡の地下の洞窟神殿に入った調査隊は怪獣ドルフ…
バルタン星人登場! 怪獣ミコノスも操る! ウルトラマンの秘密が判る旨でTV局に謎の男がフィルムを売りこむ。 焦ったヒカリは行動を開始する。 試写に科学警備隊も同席。秘密を示唆するものは写っていない。が、普通の人が撮影できる場所でなく、隊長は男…
ピグが主役を務める回。「モンキを頼みます」と言ってひとりで死のうとするピグ。ピグを思って寂しがるモンキ。両者の愛情が胸を突く。 地底でおとなしくしていた怪獣コンビューゴンが、惑星ジオラ爆発の際に流れてきた特殊な電波を吸収して活動を再開した。…
海中から出現した火の玉により、街が廃墟と化した謎の事件を科学警備隊は調査する。 自分が作った大型戦闘機・スーパーマードックに自信を持ちすぎていたトベ隊員は、出現した怪獣ファイヤバドンを追って、アキヤマキャップ(隊長)が止めるのを聞かずに、マ…
サブタイトルに記述された二体のほか、彼らの子供である地底子怪獣タフギラコが二匹も登場している。作品内では単にタフギラコとしか呼ばれていないが、牡(オス)と雌(メス)であるらしい。講談社の『ウルトラマン大図典』ではタフギラオとタフギラコに分…
休暇中の隊員たちが招集され謎の赤い雲を追う、それだけのシンプルなストーリーである。しかし、その展開がどうなるのかとの興味で楽しめる。 赤い雲にとって怪獣になっているときは苦痛でしかなく、悪意がないまま痛みゆえに暴れるという真実が胸をつく。主…
怪獣ワニゴドンを倒したが、破片から1日で再生すると判明。破片は幼体へと変化。少年に可愛がられていた。 マルメ隊員による少年への説得のドラマと化していく。 けれど、このエピソードが異彩を放つ。少年が責任を取って怪獣と別離する話ではない。最後の…
エネルギーを食いつくす謎の竜巻の調査に行ったムツミ隊員が、竜巻に呑み込まれた。科学警備隊はムツミ救出のため、基地のエネルギーを餌におびきよせる。マルメ隊員がムツミの誕生日プレゼントに渡したペンダントがムツミ救出に一役買うというのがストーリ…
初放送時は面白くないと思ったが、今観るとむしろ傑作では? と思えるほど感銘した。 第1話において隊員たちの個性を描きだせたのはシリーズ中唯一ではないか。 地球防衛軍・極東ゾーンの科学警備隊キャップ(隊長)を引き受けるにあたりアキヤマ徹男は隊員…
『ザ・ウルトラマン』(79年)は悲運な作品であった。 第3期ウルトラシリーズ(79〜80年)放送当時からして既に特撮作品ではないからということでウルトラシリーズの鬼子扱いされ、アニメ誌やアニメファンからは「ウルトラマン」だということで無視され掲載…
脚本の赤星は旧著で『ザ☆ウル』15話を賞賛。本話はそのオマージュも。 メビウスの地球人名ヒビノ・ミライの由来。姿も含めてモデルとなるバン・ヒロトなる青年がいたのだ! バンの名字は往年のNG企画『続ウルトラマン』からの引用。彼は火星に住んでおり、…
70年代末期、3度目のウルトラ怪獣ブームが日本の子供文化を席巻した。 その頂点において満を持して誕生した新しいウルトラマン。それが、『ザ☆ウルトラマン』(79年4月より全50本)だ。 あの日の前後のことを筆者は今でも鮮やかに覚えている。今に直…
「『ウルトラマン』とは何ぞや?」と問われれば、ひと昔前なら「日本が誇る特撮変身ヒーロー」とでも答えればよかったが、1966年の誕生から30年が経過した今となってはとてもそんな言葉ではくくれない。 海外版もあればアニメもあるし、その中にはウルトラマ…